John、営業マネージャー業界ニュース
倉庫通路におけるライン型高天井用照明とUFO高天井用照明の比較:配置間隔ガイド
はじめに
倉庫通路にライン型とUFO型のどちらの高天井用照明を使うかは、ラックを備えた倉庫で施工業者がまず迫られる選択である。形状を誤ると、制御機器を加える前の段階で光束の5分の1を無駄にする。円形のUFOは円形の光の輪を作り、その半分は通路に、半分はラック天面に落ちる。一方、50度×100度の矩形ビームは、ピッカーがラベルを読む歩行ラインに沿って光束を伸ばす。本ガイドでは、200luxのラック通路を対象に2つの形状を比較し、続いて光束法、取付高さ別の一覧表、DIALuxによる検証を用いて、ライン型の列の台数算定、間隔設定、検証を行う。各数値の根拠となる照明器具は、80〜200W、170lm/Wの倉庫向けFORT-A DALIライン型高天井用照明であり、計算は一般的なワット数の目安ではなく、公開された1つのIESファイルに基づいている。
対象範囲は、天井高6〜12mの倉庫におけるラック通路に限定する。具体的には、保管フロア、ラック面、列方向の配置間隔、列に沿って見たグレアである。開放的な平置きフロア、冷凍倉庫、製錬工場の高温環境については、判断が変わる場合にのみ言及する。末尾の算定例では2000㎡の倉庫1棟を使用し、すべての表を比較可能に保つ。検証対象の製品ファミリーについては、LED防湿・防雨型照明器具の製品ラインナップを参照されたい。こちらでは、ライン型高天井用照明を農場向けや廊下向けの同シリーズ製品とともに、ワット数ではなくゾーン別に分類している。
通路で円形ビームが不利になる理由
Glamox 物流・倉庫アプリケーションガイドによれば、高ラックを備えた狭い通路では通路と棚システムに光を当てる必要があり、狭角配光リフレクター付きのライン型照明器具は、まさにその形状に合わせて最大15mの高さまで取り付けられる。円形の対称配光を採用するUFOは、幅3m・長さ60mの通路には追従できない。光だまりが横方向にはみ出してスチール製の支柱を照らす一方、通路の中央部は照明器具と照明器具の間で暗いままになる。ライン型の横50度×縦100度の配光は、構造そのものでこの不一致を解消する。ラック方向にはタイトに、歩行方向には長く光を届ける。
購入判断に直結するのは照明器具の台数である。総光束が同じ条件では、通路に照準を合わせたライン型の列は、ほぼすべての光束を作業面に落とせるため、より少ない台数で維持照度200luxに達する。一方、円形配置は光だまり間の谷部を引き上げるために台数を増やす必要がある。UFOからの1対1レトロフィットが期待を裏切るのも同じ理由による。従来の円形配置は対称配光の光だまりを前提に計画されており、ライン型の列は通路方向に独自の器具間隔を必要とするからである。
| 項目 | ライン型 横50度×縦100度 | 円形UFO 対称配光 |
|---|---|---|
| ビームの照射範囲 | 通路に沿った長方形 | ラックと通路にまたがる円形 |
| ラック上部への無駄な照射 | 横方向の遮光角が小さく、スチールに光がかからない | 横方向の遮光角が大きく、漏れ光が支柱や上部の段ボールに達する |
| 適したゾーン | ラック通路、ピッキング通路、交差部 | 開放的な平置きフロア、ステージングエリア、天井高の高い開放ホール |
| 均斉度を左右する要素 | 長手方向の器具間隔(1軸のみ) | 2軸グリッドで器具間隔を詰める |
| 取付方法 | 吊り下げ幹線配線、1列につき1給電 | 器具ごとに独立した吊り下げ点 |
取付高さ別の配置間隔
形状が決まれば、均斉度は配置間隔の確認で確保でき、台数の再計算は不要です。下表は、50×100度配光のライン型照明を4つの一般的な天井高で用いる場合の通路方向の初期配置ピッチを示したものです。2000㎡での試算(MF 0.8、通路床面の均斉度目標0.40前後)に基づいています。壁面距離は室内側の配置ピッチの半分とし、各列は発注前に公開IESファイルを用いたポイントシミュレーションで必ず検証します。表はレイアウトの目安を示すものであり、DIALuxの計算を置き換えるものではありません。配置ピッチを確定する前に、照明器具の台数を素早く算出する照明計算ツールで、あらゆる部屋を数秒でクロスチェックしてください。
| 取付高さ | ライン型照明の通路方向配置ピッチ | 壁面距離(半分) | UFO円形グリッド(参考) |
|---|---|---|---|
| 6m | 3.5m | 1.75m | 4.0m 正方グリッド |
| 8m | 4.5m | 2.25m | 5.0m 正方グリッド |
| 10m | 5.5m | 2.75m | 6.0m 正方グリッド |
| 12m | 6.0m | 3.0m | 6.5m 正方グリッド |
表は縦方向ではなく横方向に読んでください。天井が高いほど配置ピッチは広がりますが、ライン型は1軸方向だけが広がるのに対し、円形グリッドは両軸で間隔が詰まります。40mを超える通路ではモジュールを繰り返し配置し、交差部では、最小照度が平均の半分を下回るような広い間隔を取るのではなく、器具を1台追加します。
通路に面するグレア
ラック倉庫はUGR25、Ra80で評価され、実際に判定を左右するのは、フォークリフトの運転者やピッキング作業者が目の高さで器具の列と正面から向き合う、通路長手方向の視野である。円形の高出力ヘッドはこの視野で強い輝点として見えるが、横方向の遮光角と型ガラスを備えたライン型照明は、同じ光束をより穏やかなライン状に分散させる。FORT-Aの型ガラス仕様は、透明ガラス仕様のUGRより約2〜3ポイント低く、維持照度200luxを落とすことなく、一般的な通路の列を上限以下に保つ。
合否を分けるのは、UGR表の代表値よりも、細部の2つの設計ルールである。第一に、ラック前面には75〜100luxの鉛直面照度目標を別途設定する必要がある。これにより、ピッキング作業者が段ボールを光の側へ傾けなくても荷札を読める。床面のみの計算では、この不足は見えない。第二に、観測者の位置は照明器具の直下ではなく、通路中央の立位目の高さ1.2mとする。障害グレアは、照度が最小となる器具と器具の中間で最大となるためである。
通路ごとの粉塵・センサー・診断
倉庫内の空気品質は、最初の光源交換より前の段階で保守率を左右する。強化ガラスはPC(ポリカーボネート)に比べて静電吸着が約1万分の1であるため、2年経過後もプラスチックの20〜28%に対し8〜10%の光束低下にとどまり、清掃間隔も1年ではなく3年で済む。粉塵の多いホールは保守率(MF)0.6〜0.7、清浄なホールは0.8で設計する。次章の台数計算にはこの低減を織り込み済みであり、引き渡し時に初めて気づく事態を避けられる。
制御も通路単位という同じ考え方に従います。ラックが列をまたぐマイクロ波検知を遮るためです。センサーを1台だけ共有すると、在室中の通路は暗いまま、空の通路は点灯したままになります。そこでライン型照明の各列には、天窓の昼光に応答するマイクロ波センサーと、列ごとのエネルギー計測データを個別に持たせます。DALI Alliance、DALIデータ仕様によれば、照明器具・エネルギー・診断データに関するParts 251、252、253はD4iドライバで必須です。施設チームはこれにより、1台のメーターから推測するのではなく、通路の列ごとに個別に読み取れます。併せて参照するDALI-2とD4iパーツを備えたClass Aへの有線経路は、この3つのパーツを、この列がすでに満たしている監査ループ上に位置づけます。
計算例:2000㎡・200lux
計算式は1行です。N=維持照度(lux)×面積÷器具1台あたりの維持光束(lm)。2000㎡のホールを200luxで照らすには400,000lmの維持光束が必要です。150WのFORT-A 1台は25,500lm、CU 0.6、MF 0.7で約10,700lmの維持光束を供給するため、計算上は38台となり、40台の通路グリッドに切り上げます。一方、銘板のワット数だけで器具を選定する入札では、定番の失敗が繰り返されます。中心部は過剰照度、ラック面は暗く、調光の予算は初日で使い果たされます。
耐熱温度が本ページの適用境界となります。標準的なホールは上記のFORT-Aのラインで対応し、器具周囲の空気が60度以上となるベイは、同じ筐体と光学系に80度対応のD4iドライバを備えた鋳造工場向け高温対応ライン型高天井用照明FORT-A-HTに切り替えます。配列の考え方は同じでも、耐熱定格が異なります。溶解工場、ガラス製造の高温部、製紙乾燥設備はこちらではなく、そちらを起点に検討します。
よくある質問
まとめ
ラック通路では矩形配光が有利に働き、円形配光は不利になります。ビーム角50×100度のライン型であれば、台数を抑えながら歩行ラインとラック面で維持照度200luxを確保でき、長手方向のグレアも穏やかになり、列ごとに1台のセンサーで済みます。一方、UFO型の円形配光は、ラックのない平置きフロアで優位性を保ちます。維持光束で機種を選定し、高さ別の配置表から間隔を決め、発注前に公開されているIESファイルを用いてDIALuxで均斉度とUGR25を検証してください。器具周囲の気温が高くなる場合は、同じ列を高温対応筐体で構成します。それ以外の用途では、上記の標準仕様FORT-Aの列が提案仕様となります。
高天井ラック倉庫では、ラベルを読み取るためにラック面へ強い垂直方向の光が必要です。細いビーム角の反射板を備えたライン型照明は、その光をホール全体に散らすのではなく、通路や棚システムへ真下に照射します。
参考文献
- Glamox、物流・倉庫アプリケーションガイド(2026)— ラック倉庫のlux、均斉度表、通路への配光を前提としたライン型光学系。
- LED Lighting Supply、UFO対ライン型高天井用照明ガイド(2025)— 通路の列にはライン型照明、開放的な大空間にはUFOが適し、IESファイルによる検証が必須。
- DALI Alliance、DALIデータ仕様(2026)— D4iのエネルギー計測と診断にはPart 251、252、253が必須。
バイヤーがLOW CARBON TECLUXと協業する理由
Low Carbon Teclux について
Low Carbon Teclux Co., Ltd. 2010年よりLED商業照明を製造しています。工場直販のOEM/ODMメーカーとして、欧州およびオーストラリアの輸入業者や販売代理店をサポートしています。製品選定やサンプル試験から量産、納品に至るまで、エンジニアリング、製造、営業を一つのチームが一貫して担当します。
当社のエンジニアリングサポート
価格の比較にとどまらず、プロジェクトのバイヤー様が最適な照明器具、光学系、ドライバを選定できるよう支援します。用途、取付高さ、目標lux、調光プロトコル、仕上げのご要望をお送りいただければ、当社のエンジニアがRFQに応じてシリーズ、光学系、ドライバ構成、保守部品計画をご提案いたします。標準品で対応できない案件では、ハウジングから光学系、ドライバ、仕上げまでプロジェクト専用に設計したカスタム照明器具を、試作から量産まで共同開発します。
見積り依頼企業概要 // 仕様書
社名
Low Carbon Teclux Co., Ltd.
ブランド名
Low-Carbon
事業形態
LED照明メーカー
サービス
工場直販 / OEM / ODM
主要製品
LEDトラックライト、ライン照明、ダウンライト、屋外照明
生産能力
設計開発・製造・販売の一体化体制;試作から量産まで
認証
CE / FCC / RoHS / ISO9001
輸出地域
欧州・オーストラリア

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